とっておきの愛を、

私だけの価値観

メンヘラの激重日記

 

理想と現実のはざまで浮かんだきもち。

これからはじまるわたしの文章とタイトルが合っているのかはわからないけど、ひとりごとだからゆるしてね。

 

(好きな人=恋人)

リトルマーメイドの実写をみた。レイトショーで。

おおげさに話すなら一生忘れたくない甘くて切ない時間だった。

隣に誰かがいる映画館っていつぶりかな。

変なところで敏感なわたしが水の中での物語に耐えられるのかなとか、隣に座る好きな人を気にしないで映画に集中できるのかなとか、眠すぎるけど起きていられるかなとか、別のところに意識が向いていたんだけど

好きな人が誘ってくれて、ど真ん中の席を選んでわたしにプレゼントしてくれたのがとてもうれしかった。いつも自分で選ぶときは一番うしろのはしっこ、誰の目にもとまらないようなところでこっそりみるわたしには新鮮な目線でわくわくしてた。でもすごくみたかったわけではない映画だから(ごめんなさい)なんとなーくで座ってたんだー。

ところがどっこい、おわってみると涙ぽたぽた、何も話したくないくらい沸々とわきあがる無数のきもち。

 

(ここからはネタバレ?入るから気をつけてね)

 

 

 

王子様についている老人の言葉「理想より目の前のことを大切に」みたいなやつ、ぐさぐさ刺さっていたかった。ああなりたい!こうなりたい!そんな言葉で成り立つわたしの世界をひっくり返すには十分すぎる一撃。

人魚姫アリエルと人間の王子様エリックは『別世界』のいきものだから一緒にいたらいけないなんて、そこら辺にいるてきとうなわたしと真っ直ぐに仕事や人に向き合う好きな人も住む世界が違うような気がしてなんだかかなしかった。親がこどもをおもう気持ちにも感情移入しちゃってもうなんかすべてがかなしい映画にみえてしまった。笑

この映画の制作意図は他にあるはずだけど、わたしの受け取り方は〝ヒロイン=わたし〟だったからとても苦しかったー。。

憧れや好きという気持ちだけでずっと一緒にいられないことは苦しいくらい分かっているつもりだけど、隣に座る愛おしい恋人が手を離してどこか遠くへ行っちゃう気がして。大好きでたまらないからこそ感じる寂しさがなんとも言えない暗闇に消えていった。映画の感想よりも、わたしたちはアリエルとエリックのようにお互いを認め、助け合って寄り添い生きていくことができるかのほうが気になってしまったわたしをどうかゆるしてほしい。そこまで深い関係ではないのは、分かっているけど。

 

どうでもいいはずなのに、誰かの目にとまってほしくてツラツラ書いてみたけど纏まらないからやめよ。

 

この映画をみたから再確認できた、

自分のきもちに耳をかたむけて素敵なだなと思うところは取り入れて、これはもっとこういうふうにしようと感じられるその心を大切にしたいなと思いました。目の前にある当たり前に感謝をして、自分とはちがう感性や見た目を持った相手を受け入れて、それでも世界平和なんてそんな大それたことは言えないからどんなものにもやさしくてあたたかい世界でありますようにと願うくらいはさせてください。

 

それから、

この先もずっと恋人がわたしに恋をしてくれることを願って。

 

おわり。